今回は村上龍さんの「収録を終えて、こんなことを考えた カンブリア宮殿 編集後記」を読んだ所見を述べたいと思います。
[著者の代表作]
1976年『限りなく透明に近いブルー』
(デビュー作、第75回芥川賞受賞)
2003年『13歳のハローワーク』
2005年『半島を出よ』(野間文芸賞受賞)
[内容紹介]
作家の村上龍さんが「カンブリア宮殿」に出演した平成の名経営者との対話から成功するリーダーの資質が何なのかを自らの言葉で評したコラム。
[本の特長]
160人を選び、生年順にまとめてある。一つのインタビューで1ページといった構成になるように文章を短くまとめてあり、非常に読みやすい。
[評価]
Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 収録を終えて、こんなことを考えた カンブリア宮殿 編集後記
[感想]
私はコラムを読むのが好きなので、一つのインタビューで1ページになるように短く文章がまとめてあるのは満足のいくものだった。内容としては名経営者たちの成功哲学といった感じなのだが、年代によって考え方が違っていたりするので自分が感銘を受けたものをピックアップすると良い。
[目標を持っている人にオススメ]
名経営者たちの多くは逆境から立ち直り、逆転的に成功を手にしているので「今現在自分が真剣に取り組んでいることがある」人がどういったら上手くいくのだろうかを考える上で良いスパイスになる。抱えていた問題は一人一人違うが、一つ一つ読み進めていくと共通して言っていることがあったりする。名経営者だからだと決めてかからないで読んでみて欲しい。
[終わりに]
今回は村上龍さんのコラムを紹介しました。私はこの本を書店でみかけた時、周りに置いてあるビジネス書となんか違う感じがしたので購入しました。この「なんか違う」は対談です。成功者がノウハウやサクセスストーリーを提供するビジネス本とは違い、コラム形式でこんな人もいるよって紹介している。「このやり方を真似したら成功できます」といった具体的なものではなくて、「こんな成功例もあるんだ」といった抽象。具体的なものを詰め込むよりも、抽象的なものを感性で捉えて具体化することの方が独創性があっていいなーと思いました。もしこの本に興味を持たれた方がおられたら読んでみて下さい。最後まで読んでいただいてありがとうございました。